【今野洋】平成27年の相続税改正は我々にとって、プラスだったのか?マイナスだったのか?

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こんにちは、
なんとか自力で歩いている、今野洋です。

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【1】相続税改正ポイントについておさらい

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平成27年から相続税が
改正されたのはご存知ですよね。

基礎控除の減額や、
相続税率の一部引上げなど、
多くの人に影響がでました。

今更ですが、大事なことなので
内容を復習しておきましょう。

そして、

この法改正によって相続マーケットは
どう変化したのでしょうか?

改めて見ていきましょう。

〔1〕基礎控除の改正

改正前:5,000万円+(1,000万円×法定相続人の数)
 ↓
改正後:3,000万円+(6,000万円×法定相続人の数)

上記の通り、
基礎控除の金額が
60%に減額されましたね。

これにより基礎控除が大きく減額され、
相続税の課税対象者が増えました。

例えば、お父さんが亡くなって、
お母さんと子供1人が法定相続人の家庭で、

相続財産として不動産2,500万円と
預貯金2,500万円がある場合。

改正前だと、

基礎控除の金額 5,000万円+1,000万円×2 = 7,000万円
相続財産5,000万円 < 基礎控除7,000万円 よって、 基礎控除が相続財産を上回るので 相続税の納税はありません。 改正後だと、 基礎控除の金額 3,000万円+600万円×2 = 4,200万円 相続財産5,000万円 > 基礎控除4,200万円

よって、
相続財産が基礎控除を上回るので
相続税の納税が発生する
ということになります。

このレベルの話は、
あちこちで起きているでしょうね。

その他、

〔2〕相続税率の改正

〔3〕税額控除の改正

など、
総じて増額となりましたね。

まとめると、

〔1〕相続税の課税対象の裾野が広がった

〔2〕超富裕層の税率アップ

〔3〕基礎控除縮小分が実は大幅増税

相続税は全てにおいて増税し、
贈与税は少し緩和がありました。

今回のポイントは、
いかに”生前”で資産移転を
するかということになりますね。

つまり、

マーケットが広がり、
チャンスが増えたわけです。

さぁ、このチャンス、
生かしていきましょうね!

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■編集後記

今日まで、相続マーケットの
開拓方法を一緒に学んできましたが、
いかがでしたでしょうか?

実は、

そうは言っても
どうしたらいいの?

という声を
たくさん頂いています。

そこで、来週になりますが、
相続マーケット開拓を実践する
とっておきの方法を公開します。

楽しみにしていて下さいね。

それでは!

今野洋